看護師が資格を取得する3つの方向性

看護師が資格を取得したいと思うときに掲げる目的は、人によってかなり違いがあります。既に終身で活用できる看護師資格を持っているのに、さらに資格を得ようと考えるのには、かなり大きな目標があることは推察できるでしょう。その目的は、大まかに3つに分類できます。1つ目は、専門的な能力の獲得を目指すものです。専門看護師や認定看護師になるのが典型的なもので、その分野では他の看護師に比べて突出した能力や知識を持っている人材になることができるでしょう。

2つ目は、看護師として不足している能力を補う目的での資格取得です。能力を伸ばすというよりも、弱みをなくすことを目標に資格を選ぶのが特徴です。例えば、高齢者とのコミュニケーションで苦労することが多いため、心理カウンセラーの資格を取得するなどが挙げられます。3つ目は新たな分野に挑戦する目的です。この中でもさらにいくつかのパターンがありますが、保健師の資格を取得して衛生環境に関わる仕事を意識するのが典型的といえます。看護師の資格を活かしつつ、今までとは異なる仕事をしたいという気持ちが原動力です。

さらに細かく見ていけば、様々な方向性での資格取得の例があります。看護師資格が必要とされているケースもあれば、特に関連性がない資格を取得しようと思っているケースもあるのが実態です。どのような方向性が自分に合っているかを考えて、どんな資格を取るべきかをしっかりと考えるようにしましょう。